更年期のドライマウス・口臭はなぜ起きる?kounennki
更年期に入ると、さまざまな身体の変化が起こりますが、その中でも口腔内の乾燥(ドライマウス)や口臭に悩まされる方が多くいます。これらの症状は、ホルモンバランスの変化や生活習慣の影響によって引き起こされることが多く、適切な対策を講じることで改善が期待できます。
更年期のドライマウス・口臭が起きる原因

1. ホルモンバランスの変化
更年期には、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌が大幅に減少します。このホルモンは、唾液の分泌を促す役割を担っているため、減少することで口腔内の潤いが失われ、ドライマウスを引き起こします。
また、エストロゲンは粘膜の健康を維持する働きもあります。そのため、減少すると口腔内の粘膜が弱くなり、細菌が繁殖しやすい環境になり、口臭の原因にもなります。
2. 自律神経の乱れ
更年期には、自律神経のバランスも乱れやすくなります。自律神経は唾液の分泌をコントロールする役割を持っており、交感神経が優位になると唾液の分泌が抑制され、口が乾きやすくなります。
3. 生活習慣の変化
更年期には、ストレスや睡眠不足、食生活の乱れが生じることが多く、これらもドライマウスや口臭の原因となります。特にストレスが増えると交感神経が活発になり、唾液の分泌が抑えられ、口腔内が乾燥します。
4. 服用している薬の影響
更年期になると、高血圧や骨粗しょう症などの予防・治療のために薬を服用するケースが増えます。一部の薬(抗うつ薬、降圧剤、抗ヒスタミン薬など)は副作用として唾液の分泌を抑制するため、ドライマウスや口臭の原因になりやすいです。
5. 口腔環境の変化
加齢とともに歯茎が痩せ、歯と歯の間に隙間ができやすくなります。この隙間に食べかすやプラークがたまりやすくなり、細菌が繁殖することで口臭が発生します。また、歯周病のリスクも高まり、これが口臭の原因になることもあります。
更年期のドライマウス・口臭への対策
1. 唾液の分泌を促す
唾液の分泌を促すことが、ドライマウスや口臭対策に有効です。以下の方法で唾液分泌を促しましょう。
- よく噛んで食べる:ガムやするめ、繊維質の多い食べ物を噛むことで唾液の分泌が活性化します。
- 水分補給をこまめに行う:口腔内の乾燥を防ぐために、水やノンカフェインのお茶をこまめに飲むようにしましょう。
- 口腔マッサージ:頬や舌の周辺をマッサージすることで唾液腺を刺激し、唾液の分泌を促すことができます。
2. 生活習慣の見直し
- バランスの取れた食生活を心がける:ビタミンAやEを多く含む食品(緑黄色野菜、ナッツ類など)を積極的に摂取しましょう。
- ストレス管理:ストレスを減らすために、適度な運動やリラックスする時間を確保しましょう。
- 十分な睡眠をとる:睡眠不足は自律神経の乱れにつながるため、質の良い睡眠を心がけましょう。
3. 口腔ケアの強化
- 歯磨きの徹底:歯ブラシだけでなく、デンタルフロスや歯間ブラシを活用して口腔内の清潔を保ちましょう。
- 舌のケア:舌の表面に付着した細菌(舌苔)が口臭の原因となるため、専用の舌ブラシで優しく清掃しましょう。
4. 歯科医院での定期的なケア
- 定期検診を受ける:歯周病や虫歯を早期に発見することで、口臭の原因を取り除くことができます。
- 歯科衛生士よるクリーニング:歯科医院でのクリーニングを定期的に受けることで、口腔内の健康を維持できます。
更年期にはホルモンバランスの変化や生活習慣の影響により、ドライマウスや口臭のリスクが高まります。しかし、適切な対策を行うことで症状を軽減することが可能です。
日常のケアを徹底し、必要に応じて歯科医院で専門的なアドバイスを受けることで、更年期の口腔トラブルを予防しましょう。当院では、ドライマウスや口臭などのトラブルに関する相談を受け付けておりますので、お気軽にご相談ください。
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